―モノクロパーク―

語りたいことを筆者がひたすら綴るだけのブログ

ミュージカルR&Jに想いを馳せ過ぎた感想文【ベン・ティボ・死編】

どうもこんばんは!
ロミジュリ大阪遠征するか毎日悩んでる私です!
そしてロミジュリDVDとCD化を狂おしいほど願ってる日々です…
みんなのいらないアンケートくれたら私が全部にDVD化要望書くのに…と思っているよ!

さて、記事のお話しましょうね。
今回もタイトル通り、今回はベンヴォーリオ・ティボルト・死について語っていきますよ!

ロミオとジュリエットの感想については、
前回記事の此方を参照!

e-sama04.hatenablog.com


こんな感じで、変わらず綴っていきますよ!
よろしい方は お進み下さいませ!

**

ちょっぴり注意点

※※当たり前ですが、ネタバレをかなり多く含んでいます。これからご観劇予定の方でネタバレ踏みたくない方はご注意を!※※
※筆者は原作・映画は一応知ってるが結構前に見ただけのレベル
※ミュージカルのロミジュリは今回が初です
※ほぼWキャストは観れましたが、観れた回数にバラつきがありますので、文章量にもバラつきはあります
※観劇は好きですがガチ勢ではないので、ガチ観劇ファンの記事を読みたい人にはちょっと物足りないかも?
※諸キャスト様の役作りはパンフを読んだだけの知識なので、キャスト様と私の見えたキャラクター像が違う可能性はあります
※※あくまで私から見えたキャラクター像の話ですので、そのところご了承下さいませ※※


Wキャストの観た回数は
古川=大野、木下>生田、矢崎>馬場、渡辺>広瀬、大貫=宮尾
となってます。
※マーキューシオは申し訳ないですが、壮一さんのものしか見たことないです…!申し訳ない!!!

以上を踏まえてどうぞ!




●R&J、私から見えたキャラクター観
※パンフレット記載順に綴っていきます

◆ベンティボ死編◆


【馬場ベンヴォーリオ】(一度しか見れてないです…)

・大人びていてロミオに近い観点から物事を俯瞰で見れる兄貴分。原作のキャラクター観に近い
・めっちゃ落ち着いてるけど、お茶目さもある。だからモンタギューの子供達をまとめるのに適任
・喧嘩強そう
・ロミオベンマキュは年齢近いと思うけど、その中で馬場ベンヴォーリオは年齢ひとりだけ抜き出てる感じする。ロミオが18だとしたら3歳以上は離れてそう
・何故ニートなのか。恐らくロミオの面倒見たり、働いててもマーキューシオに業務妨害されてクビになったり…とかじゃないのかな
・舞踏会ではキャピレットだし何してもいいだろ思考は働いてそうだけど、何処か紳士的でしたね
・『街に噂が』では、やあと客席階段から上がってくるロミオの顔から、難しい顔しながら目を背けてたから、気持ちに整理が付いてないんだなと
・マーキューシオの死に際は原作に基づいて、ロミオの腕の中で死なせることを意識していたのか、後ろ向いて仲間になにか言ってた。止血するもの持って来い的なのかな、こういうとこでも冷静な判断が出来る人
・大人たちに「誰に僕たちを裁くことが出来る?」と、怒りを噛み殺し言い放つ姿が彼らを断罪しているみたい
・ロミオの保護者でありよき理解者
・争いの愚かさを心の何処かで本当は知っていて、それが友がいなくなってから発現した感じ。でも仲間には自分の声も気持ちも届かなくて、己の無力さに驚き悔しく感じているような「みんな狂っている」だった
・『どうやって伝えよう』では、これを伝えた時のロミオのことを想って、苦悩し辛いんだと思う。すごく沢山のことを頭の中で考えてる気がする
・モンタギューとキャピレットの仲を取り持つ姿を見て、彼がいつかヴェローナを統べる優しい帝王になるんだなと強く感じた
・ロミオに感情移入しやすい方にオススメ


【矢崎ベンヴォーリオ】

・お調子者でマーキューシオと同じ観点で世界を見てるちょっぴりへたれな子。ぴろしオリジナル
・モンタギューのリーダーな筈なのに、何処か手下っぽさもあるのは、マーキューシオに直ぐ同調しちゃうからかな?
・喧嘩強い筈だけど、弱そうに感じてしまうことも多々
・平間マーキューシオとは同い年くらいな感じする。ロミオよりは歳近いけどほんの少しだけ年上かな?
・多分遊んだり喧嘩したりすることの方が楽しい、今が楽しけりゃいいじゃん!タイプだから納得のニート
・舞踏会をマーキューシオといたずらっ子みたいな顔で遊び回ってるのすごい楽しそうだよね
・『街に噂が』のシーンでは、やあと客席階段から上がってくるロミオを複雑そうな顔しつつも引き上げてあげる。優しい
・マーキューシオが死ぬときに、ずっとぎゅっと抱きしめてくれてるのが切ない。何も出来ずに友の身体を支えることしか出来ない無力さと後悔が伝わってくるし、逝かないでくれと縋っているようにも見える
・大人たちに「僕たちは犠牲者だ」と泣きながら訴えていて、色々キャパシティオーバーなのかなと。怒りと悲しみが爆発してる
・マーキューシオのこと大好きかよ…
・マーキューシオの死によって、復讐や争いの無意味さを痛感したんだと思う。だからこそ「マーキューシオの喪が明けるまで」「みんな狂っている」という、ひとり憎しみから解き放たれた悲痛な叫びが突き刺さる
・『どうやって伝えよう』の悩み苦悩してる中、亡くなったマーキューシオを思い出し「マーキューシオさえ」と歌う部分が、嗚咽を噛み殺しながら深い悲しみを吐き出すように呟くのがすごくいい
・ベンヴォーリオがいる限り、両家に平穏は続くと思った。今後は様々なことを持て余す両家の若い子たちの、良きリーダーになると確信できる
・マーキューシオに感情移入しやすい方にオススメ


【渡辺ティボルト】

・野心も恋もメラメラな二兎を追う、というよりは奪い取ろうとする男
・堅い感じがするからかな?なんとなくドイツ人っぽい
・キャピレットの家督も欲しい!ジュリエットも欲しい!ってすごい強欲を体現したような人だなと
・ナイフだけが心の支えだし、自分の身も心もこれで守るために戦ってきたのかなと。喧嘩でのスリル感を何処か楽しく思っている部分はありそう
・舞踏会で逃げ出すジュリエットを捕まえて優しく接する時、普段の振る舞いは獅子のような獣だけどすごくこの時は人間だった。振り払われると物凄く悔しそうで、今にも舌打ちしそうだった
・『本当の俺じゃない』を歌うけど、本当の自分をもう既に忘れかけてそうな気がした。それくらい憎しみに自分を上塗りされてしまったのかなと思うと悲しくなる
・『今日こそその日』このティボルトは地獄へ引きずり落として来そうと思うくらい、迫力と凄味が半端じゃない。ジュリエットの件があって様々なリミッターが外れたティボルトだった
・キャピレット夫人のことは、ジュリエットの母親だから親密な仲になっているのかな
・マキュに叔母との仲をからかわれた時の「うるさい!」が本当耳障りだ的なうるさい!だった気がする
・色濃く憎しみの血を継いでしまったから、大人に歪められなくてもいつかは今みたいな子になってたのかなと。結局血に抗えず可哀想
・力強い歌声と憎悪に満ちた瞳に睨まれたい人にオススメ


【広瀬ティボルト】(一度しか見れなかった)

・ジュリエットへの想いを胸に、家督を継ぎたい実は繊細な男の人
・霧雨みたいに哀愁が漂っている人なので、イギリス人っぽいティボルト
・ジュリエットが欲しい。彼女の傍にいる為に家督を継ぎたいと思っていそう。七つの大罪で表すとしたら嫉妬
・ナイフは護身用だったのがいつの間にか憎しみを発散する武器になった感じ。本来は争い嫌いそう
・舞踏会で逃げ出すジュリエットに優しく触れる姿がすごいお兄ちゃんだったし、その後の振り払われた後の寂しげな表情が恋をしてるんだなぁと思わせたよね
・『本当の俺じゃない』で甘く切なく震えるような声でジュリエットへの想いを歌うのが、すごく切なくて切なくて好きだった
・だからこそ、『今日こそその日』のロミオへの嫉妬で怒り狂った憎悪を吐き出す歌の迫力がすごかった。愛と憎しみの差がすごいね
・キャピレット夫人に、ジュリエットの面影を探していそう
・マキュに叔母との仲をからかわれた時の「うるさい!」は、自分の踏み込んで欲しくない部分に触れられた時の拒絶だったと感じた
・根は本当いい子だったんだなぁと思うし、それが歪められてしまったのが可哀想に思う
・切なく愛を囁いてた人が嫉妬に怒り狂うのを見たい人にオススメ


【大貫さんの死】

・死=虚無、0の世界。と思わせるくらい、冷たくて淡々としている
・冷たく暗い孤独な場所にロミオを連れて行きたくて仕方ないのかなと
・男性的な踊り方をするなと。まあ男性だからと言われればあれなんですけど、死の性別が中の人と同じとは限らないから…!
水墨画とかに出てくる幽霊みたいな、そっと佇んでいるのに存在感がある
・『エメ』の後ろで死の火種を招いてる時がすごく恐ろしくて好き
・毒薬を求め一瞬ハッとするロミオに薬を握らせる時の、これは元々君の手の中にあったんだよとも言いたげな感じがある
ロミオとジュリエットが死んで、ほくそ笑むようなそんな雰囲気があった
・虚無の世界が静かに広がってた死だけど、敗北した瞬間は無ではなかったよね。雰囲気に表情があった。どういう表情かは上手く形容出来ないけど…


【宮尾さんの死】

・死=無ではない、あるとすれば地獄。程よく色気があり、まとわり付いてくる感じ
・優しく地獄へと誘い引きずり込んでくれそう
・なんとなく女性的なイメージ
・蛇っぽい人だなと思ったので、こう尾を引く感じ。そこにいた余韻が残る
・薬売り姿でロミオに近付く(近寄らせる)時の妖しさが好き
・ロミオに毒薬を握らせる時は、そんなに求めるならば君に授けようとも言いたげな感じで渡す
・ロミオが死んだ時とても嬉しそうに見えた
・愛の前に敗北した瞬間は、少し恨めしそうな表情も出ていた気がするけど、結構無に還っていたようにも見えた

これは死のお二人に言えることなので下に書くけど、やはり踊っているだけなのにあんなに人を不安にさせるような雰囲気を出せるのは流石。
死が出てくると、物語に集中していてもそちらを見てしまうくらい、濃い影のように存在感がある。
場を支配されている。それが恐ろしくてゾッとするし、二人とも身体も動きも綺麗だから余計に人ざるなる者としての佇まいが出ていて、怖いな不安になるなって感じるんだと思います。



●特に好きな組み合わせ
(多いし長くなるのでざっくりコメントだけ)


【矢崎ベンヴォーリオ×平間マーキューシオ】

・ふざけたことも真面目なことも出来る悪友感がいい
・サイズ感が近いのでわちゃわちゃしてる時も可愛いし、同年代感出てる
・平マキュ好きなので、マーキューシオとの関係性も大切にしてくれているのは嬉しい
・『マーキューシオの死』以降の、マーキューシオを思って涙してくれる矢崎ベンヴォーリオに感動する

【古川ロミオ×広瀬ティボルト】

・どちらも愛の囁き方が色っぽいし、繊細
・この二人だと恋愛もののライバル(間接的に)って感じ
・愛と憎しみの振り幅が同じくらいあるので合うのかなと
・二人のジュリエットへの愛情を比較して見るのが楽しい

【古川ロミオ×大貫死】

・相性がすごくいいと思う
・二人で踊るナンバーはすごくかっこよくておぞましい。そして美しい
・お互いを見ずにやっているらしい二人のダンスは、阿吽の呼吸というような感じで本当圧巻だった

【平間マーキューシオ×渡辺ティボルト】

・喧嘩シーンの安定感すごくないですか?あの肩に脚掛けて倒れさすとこすごい見応えがある
・小さなドラゴンと大きなライオンの喧嘩すごい
・めっちゃ気合わなそうでいい。昔からの因縁を感じるよね。気合わなそうだけど、何処か似てる部分もある。同族嫌悪
・お互いバタフライナイフとナイフに憎悪を込めていて、武器(己の力)に過信というか依存してるところ好きだ


以上!

めっちゃ長くなったけど、書き足りない部分は勿論あるよ…!
徐々に公演の記憶も薄れてしまっているのでね、ここ違くない?ってとこあっても大目に見てね、すまない。
男衆一気に書いてしまったので詰め込み感が半端ないですね。
あ、あと好きな組み合わせに組み合わせされてないキャストさんいても怒らないでね。嫌いな訳じゃなくて単体で見たいか組み合わせて見たいかの話なので…!
文章に愛と熱量の差があるのも仕方ないよ、人間だからね…
各キャラの印象は上でも似たようなこと書いてるけど、
ベンヴォーリオ→馬場=冷静、矢崎=情熱
ティボルト→渡辺=強欲、広瀬=嫉妬
死→大貫=0(無)、宮尾=−1(地獄)
というような感じがありましたね。私個人の意見ですけど。
矢崎ベンヴォーリオの情熱にん?ってなるかも知れないけど、親友達へ向ける熱量がすごかったと思うから情熱かな。
男衆はこのメンバーで本当よかったなと思うし、すごくロミオやジュリエットの近くで奮闘してくれていたと思います。
彼らのお陰で、よりロミジュリの世界観が面白く肉付けされていたと私は思っているよ。
演技がこうとか、歌が上手いとかダンスがすごいとか具体的なこと全然言えてないんだけど、とりあえず公演見たらすごく大好きになる。彼らの素敵さがわかる。
もっともっと掘り下げて観劇出来たらよかったなとも、すごく思う。
んー全然まとまらないし長くなるので、とりあえずこれでおしまい!
次は平間マーキューシオ編+雑感など書くよ!!!

では、これにて。